コラム2024/04/24
相続対策の事前計画について
北海道札幌市にある相続問題の相談窓口、さっぽろ相続相談窓口「ワンストップ5」です。今回は相続対策の事前計画についてコラムを掲載します。
ある72歳のご主人が「私にはまだまだ相続対策は早いよ!」とおっしゃいました。私は「そうですか。では何時ぐらいに準備される予定ですか?」と問うと「そのうちやるよ」との回答。相続対策は周りの家族がいくら心配しても、被相続人が動かなければ何も解決しません。
不動産、有価証券、現金預金、貴金属宝石等、目録を作成するだけでもとても労力が必要となり、また年齢を経過するたびに作業が億劫になります。私は対策が必要だと伝えていた被相続人が何も対策を講じずにお亡くなりになる方を沢山見て来ました。対策が必要と思った時が真にそのときなのです。事前に対策を講じる事により相続税の納税資金準備や相続税の納付額の負担軽減、財産の受取人指定等、金銭的なメリットや受取人固有の財産を指定する事も可能です。例えば相続税の納税資金を預金で準備しておいた場合は銀行預金の口座凍結解除も遺産分割協議書が必要ですが、預金を生命保険に変えることにより受取人のサイン一つで納税資金を手中にすることが出来ますし、生命保険に変えることにより納税資金の圧縮も可能な場合があります。(注:年齢や生命保険商品により違いがあります。)。
不動産もそのままの形で相続したら良いのか?売却して現金化し現金で相続したら良いのか?こちらもメリットデメリットがあります。経営者の方は自社株の問題もあります。
株は後継者の長男に相続するが長女には実家を相続させたい。次女には生前に現金を贈与したい等、しかしそこには不満なく財産を均等に分けられ相続発生後に子供たちから不満が出ないのか?等、事前に考える事は沢山あります。平等に分けることが不可能な場合は遺言書の作成が必要不可欠の場合もあります。
最近は、お爺さんがお孫さんに多少なりともお金を残してあげたいと、4人のお孫さんに其々100万円を受取人として指定し生命保険の契約をされた方もいらっしゃいます。
人により思いは様々です。被相続人の思いを聴きアドバイスする事が相続FPの仕事です。しかい相続FPだけでは解決出来ない事も、あらゆる専門家が一同に集結しワンストップで解決出来るのが私達「ワンストップ5」です。
もし、札幌市内で相続対策の相談が希望の場合は、さっぽろ相続相談窓口「ワンストップ5」へご連絡ください。